「PD Main Me」パーキンソン病をおともに やりたいことやる人生の旅にでよう! ひとりじゃないよ。〜ryokanamamaのブログ〜

50歳パーキンソン病歴6年め大学生高校生を持つ母です。。看護師歴30年なんとか現役で働いています。PDとして 母として 看護師としていろいろ教えてもらったことや考えたことなど書いてます。

パーキンソン病の運動療法 感激スイッチの押し方

前のブログに⬇️⬇️⬇️

 

またあとに書きますが 今にして思えば おそらく 

感激スイッチ 

が入り 脳が活性化されて 動きがよくなり 気持ちが上向いてきたんだと思います。

 

と書きました。

 

職業病というか 性格というか 科学的根拠を知りたくなるタイプで 今 本読んだり 関連サイトみたり 話しを聞かせてもらったりしてるんですが 興味深い話しが。

 

ちょっと前置きが長くなりますが

 

今 わたしがパーキンソン病運動療法について考えているのは どこにいてもPD に特化した運動ができたらいいな ってこと。

 

(これは運動療法だけにかかわらず PD に関するいろいろなことを知りたい 聞きたいと思ったときに いろいろな条件(たとえばすんでるところとか 身体の状態とか)関係なく 手に入れることができたら✨

これは交流会して なおかつ WITH コロナの状況でさらに深くなったんだけも。)

 

で その条件を満たすには 意識やイメージの部分をもっとうまく使うことができればと考えてます。

 

これについては また後日。

 

で いろいろな方に協力していただき さらなる科学的根拠を探しつつ 実験的に実際すすめだしています。

 

その中で すごく歩行の不安定な方が 仲間のアドバイスを聞いて いっきに歩行が改善された動画をみせてもらい おそらく仲間がアドバイスというか 励ましがよかったんやなあ って話ししたんですが 似たような話しも載っていて。

 

⬇️⬇️⬇️

https://maho-thera.com/2019/09/14/なぜ、そこまで傾かなくてはいけないのか?%E3%80%80~/

 

うまくサイト貼れないので💦 該当部分引用します。

 

>回復した利用者様の経験


私が訪問している施設の話ですが、側方に斜が強いパーキンソン病の利用者様がいました。入所した頃はそれほどでもなかったのですが、徐々に傾きが強くなり、食事も身体を横にしながら食べているような有様でした。訓練も効果を期待できるものはなく、せいぜい二次的な拘縮を防ぐほどの期待しかできませんでした。食事が困ったので、傾く方向に物理的にクッションなどを介しましたが、さして効果もなく私としても為す術がない状態でした。

ちなみにベッドに臥床すれば傾斜はなくなるので、単純な廃用による拘縮ではなく、重力に対する筋緊張や感覚など何らかの反応の問題が示唆されました。

そんな時、通院先の病院でリハビリ入院をしたらどうかと勧められ、家族の希望もあり一時的に施設から離れました。3ヵ月ほど過ぎて再び施設に戻ってきた時、私は目を疑いました。身体が真っ直ぐになって自分で保持できているのです。

ご家族も驚いている様子で、退院する前日に見た時は施設と同じく横に傾いていて、リハビリの効果も感じていなかったとのことでした。病院では病室で1人でいる時間が多く、ひどく寂しがっていたとのことで、ご家族は「施設に帰ってきた時、職員さんが一同に『おかえり』『よく帰ってきたね』と声をかけてくれて、本人の目がすごく生き生きとしていたんです。そのことが関係しているんじゃないかなと思うんです」と話していました。

入院前と比べると、身体が真っ直ぐになった以外では精神的な高揚がよく見られました。前はしたことがなかったのに、詩を書いたり絵を描いたりして、職員さんに冗談を言って笑わせることもありました。その様子を見ると、確かにご家族が言うような原因も考えられると思うようになりました。

その後、その利用者様は精神的な高揚は見られず、用がなくても職員を呼ぶなど、むしろ不安を訴えることが多くなりました。Wearing-offの時間も増えていきました。しかし、身体の傾きは現在もそれほど出ていません。

私はパーキンソン病のピサ症候群や腰曲がりはいかなる方法でも治るものではないと認識していました。それだけに目の前で見た改善には驚きでした。

その機序を考えると、情動を司る扁桃体からの情報は腹側線条体を経由して補足運動野や中脳歩行中枢、脳幹の顔面神経核に投射します7)。つまり強い情動が補足運動野を刺激する可能性は考えられます。また、覚醒が上がったことで脳幹網様体が刺激されて、上行性網様体賦活路により大脳皮質が活性化されたことも可能性として考えられます(網様体と上行性網様体賦活系については「筋緊張を調整する中枢神経系(筋緊張を考える③)」を参照)。

いずれにしても、このような症状が薬剤を使わずに改善されたことは、今までの私の考えを覆しました。人に対して心の持ち方がいかに大切かを物語る事例だと思います。

 

運動療法に情緒面は大きく作用するんですね。

仲間や家族、まわりの励ましがこんなに効果をあげるとは!

 

わたしも 感激スイッチが押せる人になりたいです☺️

 

今回で運動療法についての序章は終わり。

 

次は大脳基底核について 書いてみます。