「PD Main Me」パーキンソン病をおともに やりたいことやる人生の旅にでよう! ひとりじゃないよ。〜ryokanamamaのブログ〜

50歳パーキンソン病歴6年め大学生高校生を持つ母です。。看護師歴30年なんとか現役で働いています。PDとして 母として 看護師としていろいろ教えてもらったことや考えたことなど書いてます。

医学の日進月歩 パーキンソン病編

長いこと医療系の仕事していて思うのは 医療って今までよしとしてきだことがいつのまにかころっと覆される(が 担当医次第でしばらくは古い医療を受けることになる)ということ。

 

典型的なのが スキンケア。

 

昔はとにかく滲出液も乾かして傷口治すべく

乾燥系の薬を使い あげくパウダーなど使っていたが 今となってはナンセンス。

傷泡パッドが売り出されているように 浸出液成分を利用しながら傷を治癒させることが基本になっている。

このほうが傷口含むまわりの皮膚へのダメージが少なく きれいに治る。

 

この方法に代わりつつあるときは 今までとは違うことにとまどったが 今となってはそちらが常識。だけど看護師は主治医の指示のもとに動くので たまに古いままの治療をする先生もいて そして看護師からの提言も聞かない場合 古い治療を受ける。

まあ 治ればいいんだけど。

 

でもって パーキンソン病の治療も少しずつ変化してる。 

 

新薬はもちろん DBS やデュオドーパに加えた新たなデバイス治療(持続皮下注射)もできている。

 

何より 内服治療の方針が 以前はできる限りドパミンアゴニスト中心に というものが 

ドパミンアゴニストの大量使用ではなく ドパミンを基本として 補助としての使用がいわれるようになっている。

 

わたしが内服始めた当初は アゴニストの方が長期内服によるウェアリングオフやジスキネキジアという副作用が起こりにくい(アゴニストによる副作用もこわいけど)ので 若い人たちアゴニスト推奨だったけど 今はやはり治療の基本はドパミンという文章をよくみる。

アゴニストは補助薬としての位置づけになっている。

 

初期はたしかにアゴニストの穏やかな効きでいいのかもしれないが ある程度進行するとアゴニスト増やしても効果ないという統計が出たんだろうなあと思う。 

 

やはりオフの時間は 自分にとってもしんどいけど 前回のブログにも書いたように 脳にもダメージ与えてるんだもんなあ。

 

医学の日進月歩はすごいよな。

 

変化についていくのがきらいなタイプなのに 乗り遅れそう。