エフピー アジレクトに続いて新薬がでたことは知っていたが 今回obatchanさんから情報があればと聞かれたので調べてみました!
エクフィナは 先書いたとおり エフピー アジレクトといったMAO-B阻害薬。
2019年9月に市場にでたので もう新薬扱いではない。
エフピー アジレクトとどうちがうのかというのはこういうサイトみてもらえれば。
https://medicalcampus.jp/di/archives/685
これを読めば違いがある程度わかるが
わたしがいまいち理解できないのはこの部分。
エフピー アジレクトは
非可逆性MAO-B阻害薬
エクフィナは
可逆性MAO-B阻害薬
非可逆性と可逆性ってどうちがうか?
これもMAO阻害薬を抗うつ剤として使用した場合の文献であるが 詳しく書いてあるからご参考に。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsma1939/44/3/44_3_299/_pdf
つまり非可逆性は.
さ ら に これ ら非可逆的阻害薬 はた とえ少量 で も長期 間投与 す る とMAO阻 害作用 が蓄積 し,そ の特 異性 が失 われ, MAO-A阻 害薬 を用 いて も徐 々にMAO-Bも 阻害 され て くる39.41).ま た,非 可逆的阻害薬の場合,阻 害薬投 与中止 後 もMAO阻 害効果が長期 にわた り持続 す る 為に作用の消退が悪 く,三 環 系抗 うつ薬 な どへの薬物変換 時には1~2週 間休薬 せねばな らず,ま た数週間 の休薬 後に も時 として重篤 な薬物相 互作 用が出現 するこ ともあ る.こ の よ うに特異的非可逆的MAO阻 害薬 の出現 は その臨床 応用の再評価 の第一 歩 とな ったが,副 作用,適 応症,使 用法な どになお問題 が残 され…
ということ。
これ エフピーからアジレクトに薬替えるときは2週間空けてということのエビデンス。
過去ブログ⬇️⬇️⬇️
ということで エクフィナの特徴は可逆性。
可逆的MAO阻 害薬は非可逆的阻害薬と異なり,体内薬 物濃度がMAO阻 害率と相関する.さ らにその体内半減 期が比較的短 いために,副 作用や薬物相互作用 に対す る 対策が容易に出来るものと考えられる.
ということ。
よくアジレクトでジスキネキアが出やすくなったという話を聞くが(これは口コミ情報)が
体内にとどまらないのでコントロールしやすいってことで理解。
なんせまだ1年ほどの新薬。
今から評価されるんだろうけど 似たようで似てない部分に注目ではある。