「PD Main Me」パーキンソン病をおともに やりたいことやる人生の旅にでよう! ひとりじゃないよ。〜ryokanamamaのブログ〜

50歳パーキンソン病歴6年め大学生高校生を持つ母です。。看護師歴30年なんとか現役で働いています。PDとして 母として 看護師としていろいろ教えてもらったことや考えたことなど書いてます。

延命治療の選択について

昨日 わたしが担当しているALSの方の娘さんとの会話。

 

その方とは5年近いつきあいで 

娘さんはしっかりとした 明るい わたしと同じぐらいの年齢の方で そのALSの方のいろいろなことを決定してもらう(表現難しいけど)キーパーソン。

 

もうお母さんは人工呼吸器をつけ 話すことはできないけど 娘さんが 

お母さん と話しかけると 気のせいか😅

わたしたちに対しては違う お母さんとしての笑顔をみることができて ほんわかする。

 

人工呼吸器をつけるという延命選択をして 5年以上。

 

前に嘱託殺人の事件があったけど 人工呼吸器をつけると それを停止させることは殺人になり 今の日本ではできない。

 

ただ 延命処置っていうと 人工呼吸器みたいなこと思い出しがちだけど 胃瘻とかも処置されてる方多いけど延命処置であって なんか延命処置の定義が大きすぎる気もするけど。

 

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https://ryokanamama.hatenablog.com/entry/2019/04/09/%E7%88%B6%E3%81%AE%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E3%81%A8%E6%AD%BB%E7%94%9F%E8%A6%B3%E2%91%A3

 

今の世論だと 端的にいうと

延命処置はよろしくない って傾向にあり

 自分は生きたいけど 周りには迷惑かけられないって 選択しない場合も多いはず。

娘さんも そういう世の中の考えを感じ 延命処置を選択したといわれることに敏感になってるな と話をしながら感じた。

 

たしかに介護は 排泄分など汚いといわれるものも取り扱うし 休みもないし いつ終わるかはわからず 疲労もともなう。

けど たとえ寝たきりになっても体温があるのと この世にはいないのでは全然ちがう。

 

自分がパーキンソン病になって わかったことのひとつに 延命処置を選択しないのも勇気がいるけど 延命処置を選択するのも勇気がいるということ。

 

生死の選択を迫られ 死を選択するのもつらい。

でも 延命処置選択して生きていくのも 

元気に生きていくわけでなく 身体が締めつけられるように痛いとか しんどいとか いつ終わるかわからないまま 痛みや倦怠感やらと一緒に生きていくのもほんとつらいことだよ😢

わたし程度ですら 締めつけられるような痛みや がちがちになり動きにくいとき

 

あー 一生これと付き合わないといけないなんてつらすぎる

 

と 心折れそうなときもある。

 

だから その方の延命処置の選択の意思をしっかり汲み取り その意思選択を支えるべく 看護していかなければと つくづく思う。

 

これも パーキンソン病になって考えが深まったこと。