父が亡くなる前の1年間 あれよあれよという間に 症状が悪化していきました。
わたしが在宅で父を介護したのは 1年もありませんでしたが
仕事、子育て含めた家事、介護は 自分が決めたものの なかなか大変で
いつまで続くのか
とわたしだけでなく 母も 主人も 口には出さなくても考えたことがありました。
が 父が急にいなくなって わかったことは
たとえ座ることも話すこともできなくても この世にいてくれるのと いなくなるのは 全然違うのだということ。
人は生きてくれているだけで 誰かの支えになるのだ ということです。
あと 後悔というのは どれだけのことをしても生じるものなのだということ。
ほかにも いろいろなことを 父から学びました。
1年も満たない生活でしたが 子どもたちも 父と過ごすことで 学ぶことがあったと思います。
と 長くなりましたが
わたしはこの経験を通して
また 看護師という経験を通して
自分のためにも 必要としてくれる人のためにも
もういいよ
と わたしの寿命がくるまで
どんな状態になっても 生きてやる!
と思っていますし
決められた寿命までは心臓はとまらないのだから 身体を粗末にせず できる限り充実した生活を送ることができるように こころがけなければならないのだ
と 父に教えてもらいました。
おわり